問題社員を放置しない「正しい扱い方」とは?

問題社員を放置しない「正しい扱い方」とは?

「人は会社の財産である。」
「採用は永遠の課題である。」

こんな言葉では括れない企業の現実があります。
それが、簡単に解雇できない「問題社員」の存在です。

人は財産です。しかし、一歩間違えると毒や負債になりかねないものです。

「毒」とは人に向かって使うには強い言葉ですが、真面目で優秀な人材がたった一人の問題社員に侵され、悪影響を受けることは少なくありません。

困った社員、問題社員が存在しているにも関わらず、「腫れ物に触る」態度でそのまま放置している…。

そんな現状をお持ちの方は、多いのではないでしょうか。

放置してしまうのは、指導方法や扱い方が分からないからではありませんか?
間違った指導をしてしまうと、問題社員を追い込むことになるのでは…といった不安もおありでしょう。

ここでは、問題社員に対する「正しい扱い方」を社労士の観点から述べさせていただきます。

問題社員には毅然とした態度が良い

まず何度もお伝えしますが、問題社員をそのまま放置することは、絶対NGです。
今すぐやめましょう。

そのまま放置しておくと、

  • ・会社にとっても“不幸”であるのは勿論のこと、
  • ・本人にとっても“将来不幸”

を招くだけであり、不幸を増大させ続けます。

あなたが問題社員に取るべき行動は3つ

では、職場はどのように動く必要があるのか、具体的に整理します。

①問題行為にはタイムリーかつ速やかに、毅然とした態度で

職場で許されない行いについては、見過ごすことなく、その場で注意をする。
必ず、タイムリーに、速やかに、毅然とした態度で行いましょう。
問題社員のために嫌な思いをしている他の社員の不安を、取り除いてください。

②改善が見られない場合は罰則・厳罰を通告する

もし次の行動で改善が見られなければ、次は厳罰に処する旨を通告する。
二度目はないことを告げ、それを徹底しましょう。

③仕事を目いっぱいさせることに注力する

上記①と②を徹底したあとは、仕事を目いっぱいさせましょう。
直属の上司は日々の業務進捗を細やかに管理し、遅滞が生じれば催促をする。何事にも期限を設けて担務させることが肝心です。

「仕事を目いっぱいさせる」…これは、当たり前のことなのですが、どうでしょう。あなたの職場は、そんな当たり前のことを実行できていますか?

問題社員を優秀な人材へ変える方法

最後に。問題社員を優秀な人材へ変える方法とは? 
困った社員、問題社員への対処法は、状況に応じたいくつもの対応策があります。
これらの施策を、できることから早急に打っていくことが肝心です。

一番の目的は、困った社員 → 意欲ある優秀な社員 に変えることです。

社労士は、このような問題・課題を解決する知見を備えています。

今すぐ、頭の痛い課題から解放されませんか?

社労士が、あなたの会社の心配事・課題を解決します。

よくあるケースとして、
社内で何とか対策を講じてみても、困った社員に見違える変化がなく、問題が継続し深刻度が増すケースもあります。

では、このような場合、どうすればよいか?

ここでも やはり重要な点は

  • 早く対応(スピード)
  • 次に講ずべき適切な対応(行動)

です。

想定される対応案としては、退職勧奨や解雇ということも、もちろん視野に入れることになります。
このような時にも、社長や社員の皆様のお力になることができるのが社労士です。

退職と解雇についての続き・詳細は、別の機会にさせていただきたいと思います。

  • ・問題社員に関する困り事
  • ・退職・解雇に関わる問題・課題解決

社労士は、このような問題・課題を解決に導きます。